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入院中の人たち
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手術をして数日後には、自分で歩くことも可能になります。余裕がでると知り合いもできますが、 相部屋だから仲良くなる、ということは自分にはあまりありませんでした。といってだれとも 仲良くならなかったわけではありません。
自分はタバコを吸います。(マテ) 入院していたフロアには喫煙所があり、そこでお知り合いがいっぱい出来ました。 症状の重さに違いがありますが、みんな同じ病気なので、何かやっぱり共感するんでしょうね。 入院していたのはラーメン屋の主人だったり、タクシーの運転手、工場で勤務しているひとなど、 一種の異種交流会のような雰囲気でした。
そこで見ていて思ったのは、がん患者であるからといって悲壮感を持つ人はそんなにいなかった事 でしょうか。(もちろん気持ちとしては持っていたと思います。)
が、タバコすいながらいろいろな話をするときは、ほとんどの場合バカな話で盛り上がっていたり、 今までの事とか、これからの事とかをいろいろ話しこみました。 消灯時間を過ぎても暗闇のなかで話し込んでて看護婦さんに怒られたりしましたね。
それでも、長期の入院になると、時間をもてあますんです。 自分の場合には、14incのテレビとプレステを持ちこんでいましたね。夜はボタンを押す音が 気になるのでできませんでしたが、昼間はヘッドフォンしてゲームもしてました。
特に印象的なのは、たまたま外出許可を得て本屋など回っていたときに、抗がん剤を投入して いる患者さんがパチンコ屋に入っていったのを見たときでしょうか。 ちょうど抗がん剤を打つ期間の谷間だったようです。
もちろん追いかけて、一緒に方を並べて打ちましたよ。 がん患者が二人、肩を並べてパチンコを打つ姿はどうだったでしょう。
何をしても時間が過ぎていかないので、たまにはこんなスタンドプレーもあります。
自室の近辺には、ベッドで点滴を打ち続ける患者さん、寝たきりで動けない方、毎日のように緊急で担ぎこまれる患者さん、待合室に集まり、神妙な顔で相談事をする家族、親族と思われる方たち。自分もどうにかなってしまうかと不安でした。
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